cui cuiまとめ。


きづけば、ブログをはじめて5年たっていた。

会社だって、ひとつのところに最高5年2ヶ月だから、私の中ではかなりの記録である。

はじめた時に考えるでもなく自然と決めていた事はひとつ。「楽しかったことだけ書く!」

そのココロは、いつか製本して宝物にしたいから!

ということで、ほんとうに書き続けられたので、そろそろ製本してみたいと、思います!

いつも読んでるよ〜と言ってくれたり、年賀状で今年も楽しみにしてるね、と言ってくれたみなさま、本当にありがとうー!!!本当にいつも嬉しくてなりませんでした。

そして、製本にあたって、表紙の絵をみっちょんにお願いしたら、引き受けてくれました。

みっちょんの絵が大好きなので、本当に宝物になりそうです。

さてこの5年間は、なんとなく好きなことをしはじめて、最初は癒すため、それからもっと楽しむため、そして楽しさを共有するため、とじつは自分の中で発展してきたとおもってます。そして密かにいつでも、超絶めんどくさかりでものぐさな自分が、少しでもらくに運気だけはアップさせときたいと、なにかせずにはいられない日々でもありました。(今も。)

いやぁ、でもこれだけ自分のこと書き連ねて楽しいなんて、よっぽど自分のことが好きだということに違いありません。大好きです。自分。はは!

これからも変わらず何か探し続けてしまうのだと思うのですが、そしてそれをこうやって書いてみてもらうことが好きなのだと思うのですが、なんとなく最近のテーマは、「ライフスタイル研究!」「残したい日本の美しさ発見!」の旅であります。いろんなライフスタイルが可能ないま、残るものと消えゆくものの、境目の時代にいる気がします。なんだかその変が気になるところです。

そして人生大事なときにはわたしはいつでも楽なほうの道をえらんでしまうところは、これからもきっとかわらない気がします。それま間違いなくライフスタイルに反映するでしょう。。

楽というか、楽しいほうを選びたい!楽しくあってほしい・・!

というわけで、いちどcui cuiまとめをしてみました。

5年間ありがとうございました。

タイのこと。 day4~5 おわり。


メディテーションホールにて。昼寝ってすごい大事なきがする。老若男女おりまぜてみんなで昼寝すると「いい栄養になる」と大内さんがいっていた。
晴ならお日様の陽射しに見守られて、雨なら(チェンマイでは毎日晴れだったけど)雨の音をききながら、自然を感じながら一時のお昼寝をするのはとっても幸せ。寝ながら、大きな意識をわたしたちは共有するのだそうだ。これもまた、コニュニケーションのひとつだと思う。

ここにもっと、ぺたぺた歩くこどもとか、お年寄りとか、犬とかネコとか(やばくないやつ)、みんないたらいいのにな、と思った。弥生時代の集落のような(弥生時代よく知らないけどなんとなく)・・・。

この数日は1日が終わると、誰かが部屋に寄っておしゃべりしていったり、課題をやったり、お土産に買った物を見に来たり、とりとめもなく、ベットに座ってお茶をいれて、なんとなく時間を惜しんでいた。

最後の夜は、帰り道とっても名残惜しくて、どこかでゆっくり星でも眺めよう!と、4人でうろうろしたあげく、タイチーフィールド近くの噴水に腰掛けた。もう噴水はとまっていて、暗くてちょうどいい。噴水のへりに、ごろんと横になった。空を見上げて最後の夜を少しでも味わって、明日帰ろう、と思った。しばし無言で味わっていたら、どうしてもこの数日のくだらなくて面白いことが湧いて来て、満ちてしまって、とつぜんひとり吹き出してしまった。とにかく楽しくてよかった。楽しく過ごすのが一番の目的だった。シリアスに何か得ようとしすぎると寂しい。よくわからなくなって、ひとりぼっちな気がする。それよりも、あとで思い出してこうやって吹き出して笑ってしまうようなこと、にんまりしてしまうようなことがいっぱい欲しい。

翌朝、みんなより一足早い飛行機で立つため、朝ご飯の時にお別れをした。あっちでハグ!こっちでハグ!ハグハグ♡
「次はいつ(会える)だ?!」と大内さんに言われて、来月の太極拳中級ワークショップいきます!といったら「そんなのあったけ?」とひとこと。またまた〜〜いつものおとぼけだな、と思っていたら、あとでワークショップ中止と知りがっかりの極み。

部屋にかえって、最後のパッキング。イスがどの袋にも入らなくて困っていたら、Kちゃんがさっそうと風呂敷をだしてくれて、助かった!こんなときに風呂敷がさっとでてくるあたり、旅慣れていてかっこいい!

送迎の時間にエントランスにいくと、めいちゃんときよみさんが見送りにきてくれた。わーいわーい!!青春モードのわたしは感動した。
しかも、めいちゃんはナイトマーケットで買った大事なものの片方をわたしにくれた。じ〜〜ん。ぎゅっとハグしたら、おなかとおなかもくっついて、あったかかった。

ばいば〜〜い!と手を振ってわかれた。楽しかったぁ、満たされた。

チェンマイの空港で最後の買い物にはしり、パッタイなど食べ納め。ここでなぜか自然とKちゃんのお仕事の話しなどたくさん聞き、やっぱり社会は縁なんだよなぁと改めて思う。4月から新しい職場にいくことにも思いを馳せた。なんというか、ものの流れというのが生きているとあって、誰も悪い人じゃなくてもどうしても全部が上手く回らなくなることとか、何か終わって行く感じ・・というのがあって、それは素直に次に行く時なんだぁとおもった。キングダム(美容室)の社長さんの「自然にまかせるとすべて上手く行く」というのを思い出した。

チネイザンのおかげで帰りのフライトでも身体はつらくなく、かろやかに帰国。

タイがひとまわりまた好きになった。タイ料理も好きだし、ゾウを見ると思い出すし、タイメンバーでタオガーデンの動画をみたら、後ろで「プーワォ プーワォ」と鳴き声がはいっていて歓喜したりした。

やっぱり旅はいい!コップンカー!

タイのこと。 day2~4 @自由時間(2/2)


食堂の様子。ここで、朝・昼・晩のご飯をみんなで食べた。


和洋中を思わせるいろいろなおかずは楽しくて美味しかった。雑穀と豆のお粥にハマるひともいて、日本に帰ってから「またあのお粥たべたいな〜」と言っていた。お料理好きのKちゃんが売店でタオガーデンの料理本を購入。それによると、味付けは「キッコーマン醤油」と書いてあった!それが最後までツボに入る。

朝には「ノートかけた〜?」とか、昼には「トリートメントどうだった?」とか、夜には「さっきすごいかっこいい人いたんだけど」とか、ほんとにここの時間が楽しかった。

そして時には「どうしよう、あのアメリカ人が明日帰るから残りの時間はなるべく君と過ごしたいとか言ってくるんだけど、こわいんだけど、あゆみちゃんどうにかして!」と国際的モテ女の引き寄せ力を見てしまったり、イタリア人のおじいちゃんにイタリアの早口言葉を教えてもらったり、そのおじいちゃんの知り合いらしきお笑い芸人のようなノリの外人が突然加わって来たり(わたしたちはその人をマスターと呼んだ。ブルースリーの真似をする関根つとむ、みたいな笑いのとりかただった。←勝手に分析)、わいわい過ごした。

クラスの中でも一番の才女ぽかったオランダの美人の女の子が、日本人の名前は覚えずらいはずなのにいつのまにか覚えて、食堂でさらっと「アユミ、さっきのクラスはどうだった?」と話しかけてくれて惚れそうになった。彼女の名前も日本人にはなかなか聞き取りにくかったので、ニックネームは?と聞いたら頭文字のVだといった。「わたしも、あゆたんでいいよ。」というアホでウザいことを言ってみたら、「アユ・・タン??Oh,アユミよりも難しいわ!!」と眉をひそめられてしまった。

英語があまり得意でないフランス人のおばあちゃんは一人で参加しており、すごいバイタリティだなぁとおもった。時々一緒に食事をして、「この年代の日本の女の子たちはみんなフレンドリーで素晴らしい」と言ってくれて素直に嬉しかった。こうして触れ合うと、計らずも自分がこの人にとって日本代表になってしまうんだなぁと思った。

食堂は素晴らしい。一緒にご飯をたべるって楽しい。そこは居場所なのだという安心感がもてる。家族のような。

そして最終日に大内さんがクラスで、「さっき食堂で、どうして君のチームはいつもあんなに元気で楽しそうなんだ?、と言われた。僕にはこの言葉が一番うれしい。」と言っていた。なんだか私も嬉しかった。それは毎日一緒に食事をして、一緒に昼寝をしているからだと思う。

タオゼンはいま一番たのしいわたしのお遊びだ。

タイのこと。 day2~4 @自由時間( 1/2 )



タオガーデンのプール。昼間は泳げるほどに暑かった。Kちゃんと、部屋のクローゼットにあったタオガーデンロゴの入っているちょいダサなバスローブを、ここぞと着込み、プールへ。ここの水は塩素をつかってないという事で、水中で目を見開いても痛くない。プールサイドの像の鼻からは噴水が。
クラスメイトのまゆみさんが、ヨガウェアのようなの服のままプールに入って来た。「水着なくってさぁ〜」と言っていて、そういうの何かいいな!と思った。水着がなければ服で入っちゃえばいいんだ、と頭が柔らかくなった瞬間だった。そしてなにげにKちゃんの泳ぎが滑らかで運動神経の良さを感じた。


三日目から、だんだんみんなタオガーデンの、ここでしか受けられないような様々なトリートメントを受けだしていた。わたしはぐずぐずして、最後の日にチネイザンというお腹のマッサージだけ受けることをきめた。そしてタオガーデンのチャリに目をつけていたわたしは、三日目のお昼、みんながトリートメントを受けているあいだにチャリをゲットし、外の世界にでてみた。
市内まではバスで20〜30分ほどかかるけれど、チャリ圏内にもいくつかお店はあると聞いた。沖縄や南国の離島のようなのどかな風景が続く。いたるところに犬がいる。みんな陽射しに伸びてて、動かない。川沿いの大きな通りにでて、小さな売店でちょっとだけお土産をかって、次のクラスまでに時間がなかったので、また引き返した。
帰り道、ちょっと坂の途中にある民家に、3、4匹の犬が寝そべっていた。愛想もないけど、近づけばしっぽでも振ってくれるかと思った。そういえばクラスメイトのめいちゃんが、数日前の夜にすごく悲しい気持ちがの日があって、その時にどこからともなく小さい白い犬が来て(タオガーデンの中は野良犬がうろうろしている。)、部屋の前まで着いてきたという。そして翌朝までそこで寝ていて、元気づけられたそうなのだ!わたしはそのストーリーが羨ましくて、その小さい白い犬はどれだろう・・とちょっと探していた。そしてちょっとだけ、犬はいつも優しくてかわいくていいもんだと過信していた。
その民家の犬たちもわりと白くて小さかったので、ちょっと触れ合いたいなと思ったわたしは、こちらにまだ1ミリも感心のない犬の気をひくために、チャリをとめて、「そうだ、さっき買ったお菓子があった・・!」といやらしい作戦にでようとした。そしてカバンからがさがさとお菓子を取り出してふっと後ろをみると、音もなく犬たちが目をぎらつかせてそこに立っていた。えっ・・??そして次の瞬間、2匹の犬はお互いに牙を向き合い、背中を湾曲させてものすごいことになっていた。(「これは、ヤバいやつ!!」)あの雰囲気では、チャリで走っても逃げ切れる確信がもてなかったので、あの牙がこちらに向かないうちに全力で逃げた。こわかった〜〜〜〜。

クラスにもどると、みんなトリートメントのあとでぴかぴかのふわふわのゆるゆるになっていた。そこに先ほどの恐怖体験(?)を告白するわたし。「あ〜〜わたしもトリートメントにすればよかったな!」といったら、でもその犬エピソードいいじゃん〜と言ってくれるクラスメイト。

さらに翌日、Kちゃんも外に興味があり、またしてもチャリで徘徊してみた。そしてあろうことか、昨日のヤバい犬たちのところで、Kちゃんの服の裾がチェーンにからまってしまい、立ち往生してしまった。そこに吠え立ててくるヤクザ犬たち!こ、こわい。。なんとか難をのがれ、小さな商店街にはいる。その先にはお寺があった。まだひとつもお寺を観光してなかったので、チャリをとめて入る。

またしてもチンピラのような犬が。吠えるからこちらも警戒してじっと見つめると、ますます怒って吠えてくる。その時の近付き方がほんとにチンピラだった。見なければいいんだとやっと気く。帰りに商店街で小さい椅子をひとつ買って、満足。冒険はこれにて。


その日の午後、わたしもチネイザンを受けた。お腹のマッサージ。人生2回目のチネイザンである。とにかくくまなくほぐされて、ベットから降りたときには羽根が生えたみたいに身体が軽かった。溜まっていたエネルギーが抜けたのよ、とタイのおばちゃんが言った。翌日の長時間フライトでもまったく腰が痛くならなくて、チネイザンのおかげだなと思った。
セッションルームも素敵だった。

タイのこと。 day2~4 @クラス


モーニングクラス@タイチーフィールド
朝は太極拳のエクササイズからはじまる。自然の中でのタイチーはとっても気持ちがいい。
とくに朝は鳥たちがにぎやかで、日本では聴かない珍しい鳴き声がたくさん。なかでも「プーワォ プーワォ」と鳴く鳥の声が、ずっと姿が見えない事もあってわたしたちを魅了した。


そして朝日。
チェンマイの朝はちょっと寒くて、パーカーを着込んで毎朝クラスにでた。なぜかティーパックのないお茶カウンターで、みんなで朝から湯気のたつお湯をのんで、「寒いね〜!」と背中をさすりあったりして。その列が気づいたらだんだん長くなって、一番前の人が一番後ろの人の背中をさすりだしたので(これ私なんですが)、みんなでぐるぐる回って、しまいには溶けてバターになってしまうチビクロサンボのトラを想った。(小さいころよく読んだ。)
モーニングクラスはフリーなので、朝だけくる外人さんもたくさんいた。日本の生活では絶対知り合いになれないようなブロンドの美男美女カップルと手をつないだり、背中をくっつけたりして楽しかった。それから、去年から細々続けて来た太極拳、こうして色んな国の人ととやるのは、はじめての時にぱっと頭にわいたイメージのひとつでもあり、夢にみたことだったから嬉しかった。いつか風の立つ遺跡や砂漠や高台で、群舞みたいに舞ってみたい。



スケジュールは毎日こんな感じ。朝のクラス、朝ご飯、クラス、昼ご飯、昼寝、クラス、夜ご飯、クラス、と1日みっちりスケジュールがあった。昼寝もスケジュールのうち、というのが最高。ところでクラス、というのは今回、「夢」に焦点をあてている。これからたくさん夢を叶えていくための、自分にとっての夢を最大限に掘りさげていくことをした。

午後のクラスでも、ひたすらだされるお題をノートに書きまくる。そしてことあるごとに4、5人のグループでディスカッションする。クラスメイトは国籍が豊富で、日本・フランス・イタリア・チリ・オランダ・アメリカ、といった感じ。笑顔とかジェスチャーとか、持ちうるヒューマンスキルのすべてを使ってなんとかコミュニケーションを取った・・。

最初はすごいめんどくさかったけど、そしてやっぱり日本人ほどには細かいコミュニケーションは私はとれなかったけど、でも触れ合える部分はあったし、なにより・・ハグが好き♡になりました。サンタさんのような大きな身体のひとはもちろん、イタリア人のおじいちゃんでさえ、ひょいっと簡単に持ち上げてくれるのだ。素敵!女の人同士でももちろん、じんわり暖かいハグっていいな、と思った。



そしてワークショップの終盤、みんなでランタンを二つあげた。火をつけて、空気が膨張してランタンが膨らむのをまつ。膨らんだところで導線に火をつけると、バクチクをならしながらランタンは上昇していった。ひとつめは手を離すのが早くて、上に昇るはずのランタンが水平にこちらに向かって来て怖かった!二つ目は、すっと上がって行った。みんなで歓声をあげ、やがてバクチクが鳴り止むとわたしたちもすっと静かになり、じっと見守った。
先祖の灯を見送るような、ちょっと厳かな気持ちだった。夢や願いをのせてランタンは闇夜に消えて行った。

タイのこと。 day1 (2/2)

タオガーデンは宿泊施設のあるスパで、敷地内には塩素をつかっていないというプールや、農園、体育館やテニスコート、タイチーフィールド、メディテーションホール、トリートメントルーム、食堂、売店などがあり、さまざまなワークショップも行われている。

到着するとちょうどレセプションにタオゼンメンバーがいた。わたしたちはワークショップの後半からの参加なので、前半からの参加者はこれから市内散策にでかけて最後の日を楽しむとのことだったので、夜のクラスまでしばしゆっくりすることになった。


カラッとした暑さと緑の匂いと、その中でタオゼンの人たちにあうと、なんか嬉しかった。いつもは表参道のスタジオでも自由な空気をつくってくださる大内さんだが、この空間で一緒にすごすと、さらに自由で楽にしてよくてオッケー!という感じでなんだかときめいた。

それってひとことで言うと「自然」なのかなぁ、不思議なところだなぁと思った。とにかくここでは周りの空気が「あなたたち、それでオッケーよ!」と言っているような感じで、その楽な感じが不思議で、なんども「不思議だなぁ〜〜・・。」と呟いてしまった。

いくつものコテージが並ぶなか、わたしたちの部屋はノニという棟の1階だった。またまた、ばななファンのわれわれは「王国」シリーズにでてくるノニちゃんを思い浮かべて喜んだ。
ベット二つと机がひとつ、クローゼット1つのシンプルな部屋でとてもきにいった。寮でルームシェアする留学生の気分になって楽しい。

おちついてみると、かなりの鳥の声がして、いてもたってもいられずビーサンに履き替えて散歩にでた。敷地内があまりに広くて迷ってしまったが、日本では聞いた事ないさえずりばかり、おまけに犬やネコやリスやたくさんの生き物がいた。農園のほうにまよいこんだとき、青い鳥が飛んで行くのを2回みた。はっとしておいかけたけど、スプリンクラーに遮られ、逃げられてしまった。暑くてちょっと疲れた。それにしても広い。

食堂で夕食をたべる。ここの食事は敷地内の農園でつくった野菜などを中心にしたオーガニックフードで、ビュッフェになっている。おかずもさることながら、ただ蒸しただけのさつまいもがすごい美味しかった。あと不思議なお茶もたくさんあった。毎日少しずつメニューが違うので、4日間いても飽きる事はなかった。タオゼンチームは市内で夕食をしているらしく、食堂に知っている人はいなかった。これからどんな風にクラスが行われるのかなどまったく想像つかず、不思議なところに来てしまった・・とまた思う。

そしてすっかり暗くなってから、夜のクラスが行われるメディテーションホールにむかった。電気がほとんどないこの暗さは久しぶりだった。星は綺麗にみえるけれど、道がまったくわからない。Kちゃんとふたりさまよい歩き、闇の中にやっと見えた建物に近づいても誰もいなかったり、一人だったら半泣きになりそうな心細さだった。虫の声と月の光と、草をふむ自分たちの足音。ずいぶんさまよってから、暗闇のなかで自分たち以外の人をみたときの安心感といったら!

探しにきてくれていて、さらにこの時に数ヶ月ぶりに再会する人もいて、「わぁ〜〜!」っと抱き合った。やっと明るいホールへ。なんかこの時の感じが大学のサークルの夏合宿のようだった。肝試しがおわって、これから飲み会・・みたいな。思い出すときゅんとする。

ワークショップ参加者と顔をあわせてみると、半分近くは日本人、もう半分は外人だった。知っている人も多くてほっとする。(イニシャルで名前をかこうとするとみんなMちゃんになる・・)輪になってすわって、前半組はこれにて解散、後半組はこれからよろしくと、自己紹介をした。ここまではなんとか日本語が許されていたけれど、そのあと数人のグループにわかれて「はい、これについて喋って」といきなり放り込まれ、なんちゃって留学の洗礼をうけた。

これから四日間、一緒に太極拳をしたり、夢について考えたりする。

オープニングクラスがおわり、また夜道をみんなで部屋に帰る。

長い1日が終わった。